江川投手が9者連続三振とれなかった理由
ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
1971年プロ野球オールスターで9者連続三振を奪った江夏投手。
そして1984年9人目でセカンドゴロを打たれた江川投手。
実は、江川投手がオールスターに出た年は
1人のピッチャーの投球は3イニングが上限で
連続三振は最大で9個、これが通常考えられる状況です。

9個だとタイ記録ですよね。
江川投手としては新記録を狙いたい。
えっ!新記録って10個?!
そう、できるのです。
2ストライクと追い込んでカーブを投げました。
結果はセカンドゴロ。
ファンはストレート投げてたらと悔やみましたが
実は計算されたカーブなのです。
カーブで空振りをとり捕手が後逸すれば
三振振り逃げが成立します。
わざと捕れないカーブを投げて
10人目まで回せば新記録の可能性はあるのです。
発想って可能性を求めれば出てくるのですね。
残念ながら新記録にはなりませんでしたが
こういう気づきって凄いとおもいます。